【書評】マインドセット 著・キャロル・S・ドゥエック
この本には、僕が登場しています。読んでみてください。
あなたも登場してくるかもしれせん。
「マインドセット」著・キャロル・S・ドゥエック
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この本では、マインドセットには、
しなやかマインドセットと、硬直マインドセットの2種類がある。
・硬直マインドセットは、いわゆる、そもそもの本人の能力、才能が仕事や課題解決の成果に繋がるというマインドセットです。先天性の考え方。
完璧主義で、失敗するとすぐ負け犬だと考えてしまう。
努力するのは、能力のない人間のすること。
天才、若くして活躍、センスがある、器用などの発想が好き。
・しなやかマインドセットは、努力をすることで仕事や課題解決の成果が決まってくる、失敗することは大した問題ではなくそこからどう磨いて行くか。
常に自分は未完成のものであり、発展途上にある。
初めからできるかどうかではなく、難しい問題、課題にぶつかったときその課題解決すること自体を楽しめる。
失敗を乗り越えたこと、挫折から這い上がったこと、難しい問題であればあるほどワクワクする、結果が出ないのは自分の努力が足りないだけで、これから努力すればいい、という発想。
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僕は、かなりのこの硬直マインドセットの持ち主でした。
学生の頃、期待な教科は決まって暗記科目でした。
好きだったのは、国語と数学。ある程度センスで問題が解けるのが好きでした。
特に数学は、先生の話を聞かなくとも、教科書を読めば内容がすぐに理解できました。
中学3年生のときに、生徒に人気のない先生がおり、特に数学の授業は面白くなく、非常に説明もわかりにくかったのです。僕自身も、その先生の話を聞いていたら数学がわからなくなりそうで、授業を無視して教科書を読み、自分で勝手に問題を解いていくことで、理解を深めていました。
ただ、僕の周りの友人は「わからない」と嘆いていたので、自分自身の理解力の高さを自慢するかのように、僕は周りの友人にこれ見よがしに数学の公式やら解き方を教えていました。
人に物事を教えるのが好きな僕は、「松下の説明はわかりやすい!」と友人に言われるたびに自尊心が満たされいたのです。
ただ、テストになるろ、この数学はあんまり自慢できるほどの点数ではなかったです。むしろ平均点を下回ることもありました。
なぜか、
自尊心を得た、僕は努力をしなかったから。
教科書を読んですぐに理解できた僕は、問題集でひたすらに繰り返し反復して、解き方や、公式を身体で覚える面倒な作業を怠ったのです。そんな努力は、授業を受けていてもすぐに公式がわからない、理解力のない人がやるべきだと考えていました。
結果、僕が問題の解き方を教えてあげた友人の方が、必ず数学のテストの点数は高かったのです。
この、才能で勝負をしようとしたのが、硬直マインドセットの僕。
問題をひたすら解いて、テストでいい結果を出した友人がしなやかなマインドセットの持ち主です。
結局、最終的に明暗を分けたのはこのマンドセット。きっと友人と同じように僕が努力をしていたら、テストの点数も同じ点数は取れたはずです。
ただ、そうしなかった。当時の僕は。
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ただ、この本に出会い、自分のマインドセットの状態に気づくことができたのだ。
この経験を踏まえると、今、現時点で苦手だと思っていることも、実は努力次第でなんとかなるのではないかと考えている。
ダイエット、貯金、整理整頓、継続的なブログの更新など、、、
あまり痩せないから、諦めてどか食いをしたり、
お金も結局たまらないから浪費をしたり、
気づいたら片付いてない部屋になり、それを放置してしまたっり、
全く更新できてなかったらブログ自体を閉めてしまったり、
それは、全て自分に〇〇は向いていないんだ、と自分で決めてしまっていること。
そのマインドセットがこの本でかなり変化できている感覚がある。
もっと工夫して痩せる別の方法を考えよう、
お金はどこに使っているのか支出だけでも観察してみよう、
部屋も綺麗ならセルフイメージが上がるな、
久しぶりにまた書いてみようかな、
失敗したときには改善すればいいと、頭では理解できていても、なかなか行動に移せないのが人間かもしれません。
ただ、僕はこの本に出会って、直面力が上がりました。行動ができるようになりました。
もしよければ皆さんも読んでみてください。