『小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり』
先日、会社の朝礼で後輩が話していた言葉で素敵な言葉がありました。
京セラの会長である稲盛さんも好きな言葉とのことですが、調べたところ、武田信玄の言葉だそう。
どういうことかというと、
例えば、子供が父にお菓子を買って欲しいとワガママを言ってきた。
その時に、すぐに甘やかしてお菓子を買ってあげること(小善)は、子供も喜ぶので、一見、いいことをしてあげたようにも見えるが、この子供がわがままに育ってしまう(大悪)ことになりかねない。
ただ、その時に「今度、〇〇で成果をあげたら買ってあげるよ」と言って、子供にどのばでお菓子は買ってあげなかった。
何か欲しいものを得るには努力や行動をしなければならないということに気づいて欲しい(大善)という思いからだったが、今すぐにそのお菓子を食べたかった子供は我慢できずに泣いてしまった(非情)。
実際に親として、子供のことを本気で思ってあげた場合、どのような行動をするべきなのか。
それは、会社を持った経営者にも言えることで、会社員はやはり自分自身を可愛がって欲しいし、報酬はもらえるだけ欲しいと考えている。なるべく、失敗はバレたくないし、評価が下がることには恐れを抱いている。
ただ、その時に、
すぐに報酬を与えること、
失敗を許してしまうこと、
言われたくなさそうなことは黙って見過ごすこと、
これはその人、本人にとって、小善なのか大善なのか。
目の前の表面上の善に走ってはいけないということを教えてくれる言葉です。
自分自身の行動も、見つめ直す必要があるかもしれません。
【書評】マインドセット 著・キャロル・S・ドゥエック
この本には、僕が登場しています。読んでみてください。
あなたも登場してくるかもしれせん。
「マインドセット」著・キャロル・S・ドゥエック
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この本では、マインドセットには、
しなやかマインドセットと、硬直マインドセットの2種類がある。
・硬直マインドセットは、いわゆる、そもそもの本人の能力、才能が仕事や課題解決の成果に繋がるというマインドセットです。先天性の考え方。
完璧主義で、失敗するとすぐ負け犬だと考えてしまう。
努力するのは、能力のない人間のすること。
天才、若くして活躍、センスがある、器用などの発想が好き。
・しなやかマインドセットは、努力をすることで仕事や課題解決の成果が決まってくる、失敗することは大した問題ではなくそこからどう磨いて行くか。
常に自分は未完成のものであり、発展途上にある。
初めからできるかどうかではなく、難しい問題、課題にぶつかったときその課題解決すること自体を楽しめる。
失敗を乗り越えたこと、挫折から這い上がったこと、難しい問題であればあるほどワクワクする、結果が出ないのは自分の努力が足りないだけで、これから努力すればいい、という発想。
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僕は、かなりのこの硬直マインドセットの持ち主でした。
学生の頃、期待な教科は決まって暗記科目でした。
好きだったのは、国語と数学。ある程度センスで問題が解けるのが好きでした。
特に数学は、先生の話を聞かなくとも、教科書を読めば内容がすぐに理解できました。
中学3年生のときに、生徒に人気のない先生がおり、特に数学の授業は面白くなく、非常に説明もわかりにくかったのです。僕自身も、その先生の話を聞いていたら数学がわからなくなりそうで、授業を無視して教科書を読み、自分で勝手に問題を解いていくことで、理解を深めていました。
ただ、僕の周りの友人は「わからない」と嘆いていたので、自分自身の理解力の高さを自慢するかのように、僕は周りの友人にこれ見よがしに数学の公式やら解き方を教えていました。
人に物事を教えるのが好きな僕は、「松下の説明はわかりやすい!」と友人に言われるたびに自尊心が満たされいたのです。
ただ、テストになるろ、この数学はあんまり自慢できるほどの点数ではなかったです。むしろ平均点を下回ることもありました。
なぜか、
自尊心を得た、僕は努力をしなかったから。
教科書を読んですぐに理解できた僕は、問題集でひたすらに繰り返し反復して、解き方や、公式を身体で覚える面倒な作業を怠ったのです。そんな努力は、授業を受けていてもすぐに公式がわからない、理解力のない人がやるべきだと考えていました。
結果、僕が問題の解き方を教えてあげた友人の方が、必ず数学のテストの点数は高かったのです。
この、才能で勝負をしようとしたのが、硬直マインドセットの僕。
問題をひたすら解いて、テストでいい結果を出した友人がしなやかなマインドセットの持ち主です。
結局、最終的に明暗を分けたのはこのマンドセット。きっと友人と同じように僕が努力をしていたら、テストの点数も同じ点数は取れたはずです。
ただ、そうしなかった。当時の僕は。
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ただ、この本に出会い、自分のマインドセットの状態に気づくことができたのだ。
この経験を踏まえると、今、現時点で苦手だと思っていることも、実は努力次第でなんとかなるのではないかと考えている。
ダイエット、貯金、整理整頓、継続的なブログの更新など、、、
あまり痩せないから、諦めてどか食いをしたり、
お金も結局たまらないから浪費をしたり、
気づいたら片付いてない部屋になり、それを放置してしまたっり、
全く更新できてなかったらブログ自体を閉めてしまったり、
それは、全て自分に〇〇は向いていないんだ、と自分で決めてしまっていること。
そのマインドセットがこの本でかなり変化できている感覚がある。
もっと工夫して痩せる別の方法を考えよう、
お金はどこに使っているのか支出だけでも観察してみよう、
部屋も綺麗ならセルフイメージが上がるな、
久しぶりにまた書いてみようかな、
失敗したときには改善すればいいと、頭では理解できていても、なかなか行動に移せないのが人間かもしれません。
ただ、僕はこの本に出会って、直面力が上がりました。行動ができるようになりました。
もしよければ皆さんも読んでみてください。
結局己を鍛えるしかない
今年に入って、フルコミから固定給になり、より会社に利益を残すことを考えるようになった。
ただ、それから
給料はフルコミの時より減った、
自分が責任者の組織は2月に7人だったのが、
半年後には2人になった。
休みは昨年より減り、
自分がいつまでテレアポをやるのか思い悩み、
前に進めないでいた。
もっとやる気のある人員がいれば、
もっと周りがテレアポをやる人を集めてくれれば、
自分はもっと違うポジションで活躍できたんじゃかないか、、、
そんな風に考えることがあった。
他力本願。
多分、親が優しく、甘やかせてくれたから、どうしても自分の頭の中で他力本願になり、環境が良くなるのを待っていた、ただ雨が止むのを待っていた。
私がどのようにすれば?と考えることができていなかった。
起因になる人、責任感のある人は、僕と同じような状況になったとしても問題を解決し、乗り越えることができただろう。
今まで、自責の念が強い人は、元々の人間ができている人だと感じた。
ただ、やはり成功している人は、
面倒なこと、
嫌なこと、
やりたくないこと、
直面したくないこと、
しんどいこと、
怖いこと、
に立ち向かい、弱い自分を倒していきている。
逆にうまくいかずに、不満ばかりを行っている人は立ち向かえず隠したり逃げたりする。
でもいつか、逃げず続けることはできないことはできないこと
臭いもの蓋をしていて、結局は苦しむのは自分自身、それと自分の周りの人たち、だと気づく、思い知らされる。
昔よく聞いていたラジオのサブタイトルに頭に残っている言葉、
「夢は逃げていかない、逃げるのはいつも自分だ。」
後回しにして、隠して、逃げて、自分の夢や目標を後回しにしてしまっている自分自身を毎日殺し、直面力の高い人間になりたい。
それが、結局、自分を楽にするから。周りを楽にするから。
会社と家族。2つのfamilyを作る目標が後回しにならないように、弱い自分との戦い。
己を磨くことでしか道は開けない。
そんな最近。
お金を拾うのは努力なのか
仕事が嫌いな若い人が多い。
そこそこでいい。
そんなに多くの収入は必要ないから、なるべく楽に働きたい。
就活生も気になっているのは、いくら稼げるとか、ボーナスがいくらなのか、という部分よりも、有休休暇消化率やら、残業時間やら、、、
働く会社を探す時に、「いかに働かないか」を考えて就職活動をしている人が多いみたいだ。
働くことが嫌いな人が多いんだろう。
当然、私も安い賃金で働かせられることは嫌いだ。
それでも一生懸命働くのは、
ただ、お金が好きだし、もっと稼げる自分でありたい、と思えるから。
街に、お金が落ちていて、拾い放題だったらどうするだろう。
みんな多分、一生懸命拾うと思う。
「お金拾うのも、いったん休憩しよ」と言われても、休まないかも知れない。
お金を拾いまくっている人を、「あの人は、努力している人だ」と言わないだろう。
一生懸命働くってことは、そういうことでもあるんじゃないかな。
明日も街にお金が落ちていると知っていたら、頑張って拾いに行こう。
綺麗事かもしれないけどみんなが幸せになってほしい
結局、4月以来、なんか更新していなかったけど、世の中に言いたいことはたくさんある。
その一つとして、僕と出会った人はみんな幸せな人生を送ってほしい。
別に世界中が幸せに囲まれなくもいい。幸せなんて簡単に得られるものではないから。
世界には競争があるし、時には何かと戦わなければいけないと思う。
でも自分と関わる人間には、その競争の中で勝ち残ってほしいし、幸せになってほしい。
そんなことを思ったのは1年前に、大切な同級生の急死。
病気だけど、突然、死にましたって連絡が来た日はいつまでも忘れない。
多分、永遠に悲しい一日として思い出す。
でも、人の死を実感する時が、自分の生を実感する時間。
自分と出会った人はみんあ幸せになってほしいと思うし、自分にできることであればやってあげたい。幸せな人生を送る人間に囲まれて生涯を送ることが自分にとって幸せだ。
知り合った人は、みんな最高のパートナーと出会って、最高の家族を気づきあげてほしい。そうであるためにも、自分には人を幸せにできる力が必要だ。
その力ってのは、コミュニケーション能力であったり、マネジメント力であったり、多様な知識だったり、時には財力だったりするかもしれない。
人を守るには、自分をまず守る力が必要だ。
それが、他の人よりリスクを負う理由かもしれない。
いい人で終わらないために
時としてサボっている間に営業のヒントを得ることもある。
テレビのない松下の家では、PCやスマホで動画を見ている時間がサボりの時間。
リッチマンプアウーマンを見るために始めた、
フジテレビオンデマンド。
※ステマじゃありません。
そこでたまたま見た、「ラブホの上野さん」が面白い。
今までに見たドラマでは、
プライド、
リーガルハイ、
新撰組、
素敵なダンディズム、
などなど、お気に入りはいくつかある。
そんな中、最近はまっているのが、この「ラブホの上野さん」。
もでない主人公が、モテるために、ラブホの支配人が恋愛指南をしていくドラマ。
そこで、印象に残ったのが、
女性が男性に求めるのは「安心感と、緊張感」
安心感だけある男性は、結局、「いい人」で終わってしまう。
緊張感しかない男性は、単純に怖い。
両方とも兼ねそなえることが大切だというのだ。
何となく営業に似ていると感じる。
営業でも、お客さんにとって「いい人」に終わってしまっては意味がない。
目的は契約を取ること。
そのためには、ある一定の緊張感が大切だと感じることが多い。
お客さんのために何でもやります、というスタンスではお客さんには、「断り」やすくなってしまうし、契約してもらっても主導権を握られていた状態ではクレームにもつながってしまう。
明日からも、大事なのは、契約を取ること。
あとは適度にサボること。
社長は孤独
将来起業願望がある自分として、近くにいる社長を見ていて、感じるのは社長はなんだかんだ言って社長は孤独だということだ。
もちろん、たくさんの社員に囲まれている。
理念に共感している人間が集まっている。
社長同士の付き合いもあるし、
全く仲間がいないわけじゃない。
ただ、会社の中での重要な決断をするのは社長になる。
基準を決めるのは社長だ。
社長がこれで十分と言えば、会社の成長はそこまで。
常に、会社の未来をいつも見ていなければならないし、
満足した時点であっという間に消えて無くなる。
当然、社員に感謝の思いを伝えることはあっても、
もうすでに十分に活躍しているとは言ってはいけないんじゃないかと思う。
もっといける、もっとできる。まだ不十分だ。
リーダーは常に誰よりも高い基準であることが重要。
それは時に、無理難題を社員にかすこともある。
通常、1ヶ月かかる仕事を1日でやれという。
ただ、そこに工夫があり、革新があって発明になる。
歴史を作ってきたのは、常に、新しい基準で、満足せずに、周りの批判に負けずに無理難題をふっかける経営者だったのではないだろうか。
時代の先端を行く人間は、その孤独に戦い抜く力が必要だ。
その基準を手にいれるために、
早く手にいれるために、
今の現状に満足せず、
成長速度を上げて行く必要がある。